糖尿病は合併症を引き起こす不治の病!? 糖尿病は、身体が「インスリン」を分泌しなかったり、体内でインスリンが十分に作用しなかったりすることが原因で発症する疾患です。インスリンは、糖分やデンプンなどの食物を日常生活に必要なエネルギーに変換する際に必要となるホルモンです。糖尿病の発症原因は、未だに完全には解明されていませんが、遺伝因子と、肥満や運動不足などの環境因子の両方が発症に関連していると考えられています。
糖尿病は、循環器疾患、腎疾患、脳血管障害、アルツハイマー病の発症リスクを高め、微小循環の低下や、手足の指の神経障害の原因となることがあります。驚くべきことに、米国のみでも毎年約140万人が、糖尿病を新たに発症しています。
糖尿病の 2 大原因 1.体内のインスリン不足
2. 体内で分泌されたインスリンに対する、身体の反応の悪さ
原因が上記のいずれであるかに関わらず、糖尿病を発症すると、身体を構成する何兆個にも及ぶ細胞にブドウ糖が適切に届けられず、細胞が栄養不足の状態になります。血液中にはブドウ糖が十分に流れているにも関わらず、エネルギーを必要とする細胞の中にまで運ばれなくなるのです。この状態を分かりやすく例えると、体内で洪水と干ばつという対照的な気候が同時に発生しているような状態と言えます。血液供給が正常に行われないことで、中年の糖尿病患者の死亡リスクが約2倍にも上昇する結果に繋がっているという事実もあります。
糖尿病関連疾患 コントロール不良の糖尿病は、身体の健康を阻害する次のような疾患を引き起こす可能性があります。
循環器疾患: 糖尿病関連疾患による死亡原因の第1位。成人の糖尿病患者は、非糖尿病患者と比較して、心臓病の発症率が約2~4倍も高まる。 脳血管障害: 糖尿病患者が脳血管障害(脳卒中)を発症するリスクは、非糖尿病患者と比較し、2~4倍も高まる。 アルツハイマー病: 糖尿病患者がアルツハイマー病を発症する確率は、非糖尿病患者に比べ、少なくとも2倍以上であると言われている。また、肥満は、脳機能低下のリスクを高める。 高血圧症: 糖尿病患者の73%に、薬物治療を必要とする深刻な高血圧症が見られる。 腎臓病: 糖尿病は腎臓病の主要因であり、毎年約3万8000人の糖尿病患者が透析療法を開始している。 神経疾患: 糖尿病患者の60~70%が重篤な神経障害を発症している。 下肢切断: 非外傷性下肢切断の60%は糖尿病が原因となっている。 失明: 糖代謝異常に伴い、失明に至る主な原因とされる白内障が発生したり、視力の維持に不可欠である網膜の異常が原因で網膜症が発生することがある。死亡証明書に基づくデータによると、毎年20万人以上が糖尿病を原因で亡くなっていると報告されています。しかし実際には、この数字より多い可能性があるとも伝えられています。いずれにせよ、これは北米の小規模都市の居住者数と同程度にものぼる人数であり、糖尿病が原因でいかに多くの人が亡くなっているかを物語っています。そして、糖尿病の予防の大切さを明確に示すものでもあります。
糖尿病は報道価値のあるトピックであり、糖尿病についての認識を高めるために、全国版の新聞などにも注意を喚起する記事が度々掲載されてきました。しかし残念ながら、米国とカナダでは、糖尿病に関する知識の向上を図り、薬物療法が行われているにも関わらず、糖尿病の発症率は上昇しているのが現実です。糖尿病は、多くの場合予防可能な疾患です。また、糖尿病が引き起こす合併症を予防するには、積極的な行動によって、原因となる糖尿病自体の発症を防ぐことが大切なのです。
糖尿病や糖尿病前症を新たに発症する人の数は、年々増加しています。これはまた、積極的に予防を心掛けないと、ご自身や周囲の方がこの統計の一部となってしまう可能性があることも意味しています。医療機関や政府組織では、公衆衛生上において、糖尿病の危険性が喫煙のそれにも匹敵するとの懸念を示しています。糖尿病は21世紀の「疫病」とも形容される程になっていますが、現状では、従来の近代医学で対処可能な範囲には限界があるのが事実です。
しかし、この結果として、糖尿病と糖尿病前症の患者さんをサポートする代替医療を提供する機会が広がっているのも事実です。特に近年、多くの糖尿病患者が、従来医療ではなく自然療法による治療を望んでいます。
糖尿病の種類 1 型糖尿病 :糖尿病患者の5~10%が1型糖尿病に分類されます。1型糖尿病は、「インスリン」と呼ばれるホルモンの分泌が妨げられることにより発症します。インスリンと細胞内のインスリン受容体は、鍵と鍵穴に例えることが可能です。インスリンという鍵がインスリン受容体という鍵穴に差し込まれることにより、細胞が開き、細胞内にブドウ糖が行き渡るのです。
2 型糖尿病 :2型糖尿病は、全糖尿病患者の90~95%を占めています。インスリン不足と「インスリン抵抗性」と呼ばれる、細胞にインスリンが作用しにくい状態にあることが原因で発症します。
米国およびカナダでは、糖尿病患者の総数は約2000万人(内、診断済み1300万人、未診断700万人)にのぼります。この数字は、両地域における総人口の6.2%に相当します。最近新たに「糖尿病前症」の症状が定義されたことにより、北米地域に居住する20%の人が、本格的な糖尿病を発症すると推測されているのです。
糖尿病の発症率 次に、糖尿病に関する統計結果をいくつかご紹介します。以下の数字から、個人的な経済的負担を別にしても、糖尿病が多くの人の生活に大きな影響を及ぼしていることが分かります。
20 歳以下 北米に居住する20歳以下の年齢グループに属する16万5000人が糖尿病を発症済み(※過去には、糖尿病の発症は主に中年グループに限定されていた) 子供400~500人につき1人が、1型糖尿病を発症 アメリカ先住民、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック・ラテン系アメリカ人の子供の2型糖尿病の発症率が上昇 20 歳以上 この年齢グループに属するアメリカ人、カナダ人の合計2000万人(両地域の総人口の8.6 %に相当)が糖尿病を発症 男性900万人(または8.3%)が糖尿病を発症 女性1100万人(または8.9%)が糖尿病を発症 60 歳以上 この年齢グループに属するアメリカ人、カナダ人の合計900万人(両地域の総人口の18 %以上に相当)が糖尿病を発症 糖尿病の発症 米国およびカナダでは、毎年140万人以上が新たに糖尿病と診断されています。糖尿病患者は、心臓疾患、脳血管障害、高血圧、肝臓病、神経疾患、下肢切断、歯科疾患、妊娠合併症、失明などに加え、他の疾患にも罹りやすい状態にあります。また、糖尿病患者が他の疾患を発症すると完治が難しく、非糖尿病患者と比較して予後が悪いケースも多く見受けられます。
糖尿病を適切に治療するには、インスリンと食事療法以外にも実施可能なことがあります。たとえば、漢方薬は、糖尿病治療のみではなく、糖尿病合併症の症状緩和にも効果的です。合併症のうち、最も深刻なのは心臓疾患です。また、血中コレステロール濃度の上昇、高血圧、微小循環の低下、脂質の上昇、活性酸素による細胞へのダメージなどが発生する可能性もあります。
漢方薬 中国の伝統的な漢方薬として知られる「霊芝(レイシ)」というキノコは、糖尿病とその合併症の治療に役立ちます。また、体内の様々な部分に良い効果を及ぼします。
霊芝には、血圧やコレステロール濃度を下げる効果があり、循環器疾患と炎症性疾患の症状の緩和にも効果的です。糖尿病患者にはこれらの症状が見られることが多く、非糖尿病患者と比較して発症リスクが遙かに高いことが分かっています。そのため、糖尿病患者は特に、血糖値を適正範囲に維持し、身体の保護機能を強化するように努めることが大切なのです。
霊芝には、コレステロールの生成を抑制する効果もあることが分かっています。霊芝に含まれる「ガノデリン酸」と呼ばれる成分に、体内におけるコレステロールの生成を抑える働きがあるためです。高コレステロール値は、心臓疾患の進行を促進する原因となるので、糖尿病患者のように、コレステロール検査値が適正でないことが多い人は、霊芝を摂取することで改善が期待できると言えます。
また、ある研究グループによると、霊芝には、大動脈細胞内にコレステロールが蓄積されるのを抑制し、動脈の閉塞を防ぐ効果もあると報告されています。
霊芝エキスは血栓の形成を防ぎ、脳血管障害や心臓疾患の発症リスクを低減します。さらに、2型糖尿病の補助的な治療として使用することも可能であり、血糖値に対する反応が悪い患者の血中インスリン濃度を高めることにより、血糖をコントロールする肝機能を適切に維持するのに役立ちます。
これらの効果に加え、霊芝エキスには、インスリンを分泌する膵臓を保護する効果もあることが判明しています。霊芝多糖類エキスは、活性酸素に対抗し、膵臓をダメージから保護します。
上記の通り、霊芝には、糖尿病と糖尿病に伴う症状の治療の補助に役立つ様々な効果があります。従来の治療計画に加え、霊芝を取り入れることで、長期に渡る治療の成功率を高めるとともに、合併症によるダメージの抑制にも役立つのです。
糖尿病の治療に広く使用されているもう1つの漢方薬に、「コウモリガ冬虫夏草」(コルディセプス・シネンシス)があります。
2004 年に行われた研究により、古来から貴重な漢方薬として珍重されているこのキノコには、糖尿病および様々な合併症の緩和に役立つ多くの効能があることが再確認されました。血栓の形成予防、心臓の鼓動の適正な維持、血糖値の低下、トリグリセリド類やコレステロール濃度の低下などの効能があり、これらは、良好な微小循環の維持に役立ちます。 また、コウモリガ冬虫夏草に含まれるある種の多糖類誘導体は、血漿グルコース濃度を大幅に低減することが分かっています。この成分には、体内における糖の生成量を抑え、肝臓が糖代謝をコントロールするために必要な「グルコキナーゼ」という酵素を活発化する働きもあります。さらに、コウモリガ冬虫夏草に含まれる別種の多糖類誘導体を投与するという動物実験では、血糖値が正常範囲まで低減され、肝臓の血糖処理能力が上昇し、トリグリセリドとコレステロール濃度が低下するという結果が見られました。
別の実験では、コレステロールが多い食事を与えられた被験者に、コウモリガ冬虫夏草を投与することで、高比重リポタンパク(HDL)濃度が上昇し、低比重リポタンパク(LDL)と超低比重リポタンパク(VLDL)濃度が低減するという結果が見られました。また、コウモリガ冬虫夏草は、コレステロール濃度を下げるのみでなく、コレステロールをより有害な形に変えてしまう活性酸素の増加をも防ぐことが分かりました。さらに、コウモリガ冬虫夏草には、大動脈内にコレステロールが蓄積されるのを防ぎ、動脈硬化の進行を遅らせる保護効果があることも示されました。つまり、コウモリガ冬虫夏草は、糖尿病合併症の発症を防ぐために重要となる循環器系全体の健康の維持にも役立つことが明確になったと言えます。
上述の糖尿病と心臓病の治療における効果に加え、コウモリガ冬虫夏草には、コレステロールを始めとする血中脂肪に対する強力な抗酸化作用があります。冬虫夏草エキスを摂取することで、動脈壁に有害な物質(コレステロールエステル)が蓄積されるのを予防できます。
糖尿病の治療においては、活性酸素によるダメージの予防も重要です。糖尿病患者は非患者よりこのダメージを受けやすく、また、長期に渡って身体の健康が阻害される可能性もあるためです。
血糖値の低下、コレステロール濃度の適正維持、糖尿病症状の予防など、多くの効能を有するコウモリガ冬虫夏草は、糖尿病と合併症の治療における主要な自然薬の1つと言えます。従来の医薬品には、これ程までに幅広い症状に効果的なものはなかなか見当たりません。近年、血糖値の安定化に加え、心臓と循環器系の保護を目的とした治療法が、糖尿病と関連症状の最終的な治療として認識され始めているので、この点にも注目すべきです。
カワラタケ(雲芝)というキノコも、糖尿病と合併症の治療に効果的な植物薬として知られています。カワラタケは、特に活性酸素に対抗する働きが強く、血中脂質によるダメージを防ぎ、アテローム性動脈硬化症の予防と進行の遅延に効果を示します。
血液中の脂肪によるダメージは、動脈硬化を引き起こす泡沫細胞という有害な細胞の発生に深く関係しています。糖尿病や循環器系の合併症は、マクロファージと呼ばれる免疫細胞に損傷を与えることが多いのですが、カワラタケ多糖類エキスには、これらの免疫細胞が傷つけられるのを防ぐ効果があります。
さらにカワラタケには、免疫系を調整し、その機能を向上させる働きもあります。糖尿病患者は非患者よりも様々な疾患に罹りやすく、また発病すると治療がより困難で、死亡率も高くなる傾向にあります。したがって、カワラタケのこの効果は、糖尿病患者にとってより有用なものだと言えます。
カワラタケの医学的効果は、糖尿病に伴い発症する炎症性疾患の治療にも役立ちます。コントロール不良の炎症反応は、特に、糖尿病の症状を進行または悪化させる可能性を高めます。カワラタケは、脂質過酸化反応による炎症を制御し、免疫機能を強化することにより、糖尿病患者の治療に効果を示すとともに、短期、長期における疾患の治療にも効果を発揮します。
血糖値の上昇以外に、糖尿病に関連して発生する問題としては、循環器疾患と末梢神経障害の2つが挙げられます。糖尿病患者、非患者に関わらず、繊細な循環器系や神経系の保護には、ブドウ種子エキスとビタミンCが役立ちます。
糖尿病患者は循環器疾患の発症リスクが高いため、抗酸化物質の摂取量を増加し、細胞機能を健康に維持するためのサプリメントを適切に摂取する必要があります。ブドウ種子エキスに関する研究では、冠動脈疾患患者、脂質異常症(高脂血症)患者、健常者ともに、循環能力の向上が見られました。ブドウ種子に含まれている成分の「プロアントシアニジン」には、抗菌、抗ウィルス、抗炎症、抗腫瘍、抗酸化、心臓保護など、生物学的、薬理学的な効果も期待できます。
ブドウ種子には、強力で広範囲な抗酸化作用があることも明らかになっています。実に、糖尿病患者の60 ~ 70%が、神経痛や神経異常の発生により、生活の質の著しい低下に悩まされています。神経系は通常でも特に活性酸素のダメージを受けやすく、糖尿病を患っている場合はさらに神経系が脆弱化しているので、それを保護してくれるブドウ種子の抗酸化作用はとても有用です。
2005年に発行された米医療誌『Neuroscience Letters』(ニューロサイエンス・レター)では、活性酸素による身体の組織を構成するタンパク質、DNA、脂質の損傷は、細胞の死亡にまで至ることがあると報告されています。
神経組織に十分な抗酸化物質を維持することの重要性は、2005年に出版された米医学誌『International Journal of Developmental Neuroscience』(インターナショナル・ジャーナル・オブ・デベロップメンタル・ニューロサイエンス)に掲載された次の記事からも読み取れます。
「神経組織に蓄積される抗酸化物質は、酸化ダメージの予防または治療に役立つ可能性がある。糖尿病患者に見られる血糖値の上昇と細胞代謝の変化においては、ブドウ種子エキスが有する抗酸化作用が、循環器系および神経系の保護に役立つのみではなく、活性酸素による脳、肝臓、胃腸管へのダメージも低減する。」
2005年に行われた別の研究ではさらに、ブドウ種子エキスに加え、ビタミンCのサプリメントを摂取することにより、糖尿病患者の血中グリコシル化ヘモグロビンに低下が見られました。この結果により、ブドウ種子エキスには、糖尿病合併症の発症を遅らせるとともに、インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞を保護する抗糖尿病の効果があると結論付けられています。
★まとめ★ 糖尿病の治療においては、食まとめ生活とライフスタイルの改善とともに、植物薬を取り入れることで、従来の治療薬の服用量を減らすことが可能な場合があります。また、統計によると、補助的な自然療法を取り入れた場合と取り入れなかった場合を比較すると、補助的療法を取り入れた場合の方が容態が良好であるという結果が出ています。糖尿病を患っている方は、主治医とよく相談して治療計画を決定してください。植物薬は、血糖値およびコレステロール濃度の低下、および血糖値の上昇によって引き起こされる活性酸素によるダメージの抑制に効果的で、糖尿病患者の長期的な安定に役立ちます。糖尿病に起因する動脈硬化や一般的な老化の進行を遅らせることで、微小循環を保護できます。糖尿病の治療において、微小循環の保護は、血糖値の正常化と並ぶ重要な項目です。この記事でお伝えした植物薬は、症状の軽減ではなく、全体的な健康改善を目的とする患者さんに、効果的な方法を紹介することを目的としたものです。糖尿病は、初期の段階では自覚症状が現れないことが多いために早期発見が難しく、なおかつ様々な合併症を引き起こす疾患です。しかし、この疾患による症状は、従来の方法に加え、健康的な食生活とライフスタイルを送り、補助的な方法を取り入れることにより治療可能です。食生活やライフスタイルによっては、不要な痛みや苦しみに加え、経済的な負担が相当な額になる可能性があります。今年のみでも、米国およびカナダに居住する糖尿病患者の治療には、直接医療費のみで、1000億ドル以上もの金額が費やされています。さらに、400億ドルが、障害、仕事の損失、早期死亡のために費やされているのです。
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2016/01/22(金) 21:13:02 |
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